ヨーロッパのクリスマス休暇はいつから?国別の日程や制度的な違い

冬のヨーロッパ旅行を計画する時、一番気になるのが「クリスマス休暇の時期」ですよね。
憧れのヨーロッパでロマンチックな街並みを楽しもうと現地に行ってみたら、お店もレストランも全部閉まっていて途方に暮れた……なんていう悲しい事態は絶対に避けたいところです。
私もヨーロッパのクリスマス休暇がいつから始まるのか、国や地域、学校と企業で違いがあるのか、色々と調べてみました。
実は日本のお正月のように、国境を越えてヨーロッパ中で一斉にお店が閉まるタイミングがあるんです。
クリスマスマーケットの開催期間や、交通機関の運行状況など、旅行を計画する上で絶対に知っておくべきポイントがたくさんあるみたいですね。
この記事では、各国の休暇の始まりから、現地での過ごし方のコツまで、私が徹底的に調べた情報をシェアしていこうかなと思います。
- ヨーロッパ主要国におけるクリスマス休暇の開始時期と期間の違い
- 学校の冬休みと一般企業の年末年始休暇の制度的な違い
- クリスマス期間中の店舗休業や公共交通機関の運休など厳しい営業規制
- 旅行を最大限楽しむためのスケジュール調整や安全対策のコツ
ヨーロッパのクリスマス休暇はいつから始まるのか
ヨーロッパのクリスマス休暇は、実は国によって開始時期や期間が全く異なるんです。
また、学校の冬休みと大人の社会人の休暇では、休みの仕組み自体に大きな違いがあるみたいですね。
ここでは、主要な国々の休暇スケジュールや、観光名所の休館日について詳しく見ていきましょう。
イギリスは十二月中旬から開始
イギリスの学校は9月に新学年がスタートして、3つの学期に分かれているそうです。
クリスマスホリデーは秋学期の終わりに設定されていて、だいたい12月半ばから1月上旬までの約2〜3週間がお休みになります。
一方で社会人の場合は、12月25日のクリスマスデーと、翌26日のボクシングデーが固定 of 祝日(バンク・ホリデー)として決まっています。
もしこの祝日が土日に重なってしまったら、翌週の月曜や火曜が振替休日になるシステムですね。
日本のように年末年始に企業が一斉に長期連休に入るというよりは、この祝日を中心に各自で有給休暇を組み合わせて休むスタイルが一般的なのかなと思います。
クリスマスの前後は職場のクリスマスパーティーなども盛んに行われる時期ですね。
フランスはバカンス分散を導入
バカンス大国として有名なフランスですが、学校の長期休暇は法律でしっかり決められているそうです。
面白いのが、観光地の混雑を避けるために国内をA・B・Cの3つのゾーンに分けて、バカンスの時期をずらすシステムを導入していることですね。
フランスの学校バカンスゾーン(参考)
| ゾーン | 主な対象地域 | クリスマス休暇の扱い |
|---|---|---|
| ゾーンA | リヨン、ボルドーなど | 全ゾーン一斉に休校 (分散なし) |
| ゾーンB | マルセイユ、ニースなど | |
| ゾーンC | パリ、トゥールーズなど |
ただし、クリスマス休暇に関しては特別で、全ゾーンが一斉にお休みに入ります。
期間はクリスマスの前の土曜日の夜から、1月最初の月曜日までの2週間が目安みたいです。
社会人はどうなのかというと、フランスには最低5週間の年次有給休暇が保障される法律があるので、これを使ってクリスマスの1週間前くらいから2週間の長期連休を取る人が多いそうです。
大人の法定休日は12月25日と1月1日だけですが、しっかり休める環境が整っているのは本当に羨ましいですね。
ドイツは州ごとに日程が異なる
ドイツは連邦制ということもあって、クリスマス休暇の時期は各州の教育省がそれぞれ決めているそうです。
だいたい12月21日や23日頃から始まって、年明けの1月2日から8日頃まで続くのが一般的ですが、州によって数日のズレがあるんですね。
社会人の祝日は、12月25日(第1クリスマス)と26日(第2クリスマス)がお休みになります。
12月24日のクリスマスイブや31日の大晦日は法律上の祝日ではないんですが、企業ごとに特別なお休みになったり、半休扱いになったり、有給を取ることが義務付けられたりすることが多いみたいです。
ドイツの人々にとってクリスマスは「静かに家族と過ごす期間」という意識がとても強いですね。
スペインは一月七日頃まで継続
スペインのカトリックの伝統はとても強くて、クリスマスシーズンは1月6日の「公現祭(東方の三賢者の日 = レジェス・マゴス)」までが本番とされています。
そのため、学校のクリスマス休暇も12月20日頃から1月7日頃までと、少し長めに設定されているんですね。
スペインの子供たちは、サンタクロースだけでなく、この三賢者からもプレゼントをもらう風習があるそうです。
社会人の法定祝日は12月25日、1月1日、1月6日の3日間だけで、役所や銀行、一般のお店はカレンダー通りに営業します。
驚くことに、スペイン的の銀行は年末年始の平日も窓口が開いているそうです。
日本のお正月休みのような概念はないので、連休を作りたい場合は個人で有給を消化するしかないみたいですね。
イタリアは家族で過ごす二週間
イタリアのクリスマスは、日本のお正月のように家族みんなで集まって、伝統的なお菓子「パネトーネ」を食べながらゆっくり過ごす大切な行事です。
学校の冬休みは12月24日頃から1月6日の公現祭まで、約2週間ほどあります。
社会人の祝日は12月25日と、26日の「サント・ステファノの日」です。
12月24日の夜には教会で長いミサが行われ、25日は家族と、26日は友人と過ごすのが伝統的なスタイルだそうです。
27日から30日までは普通に営業するお店が多いですが、31日の大晦日は夕方から閉まってしまう店舗も多いので、ディナー難民にならないよう注意が必要かも。
美術館や歴史的建造物の休館日
旅行者にとって一番重要なのが、観光スポットの営業状況ですよね。
クリスマスの時期は、有名な美術館や建造物のお休みが厳格に決まっています。
ヨーロッパ主要観光スポットの休館日目安
| 国・都市 | 観光スポット | 休館の目安 |
|---|---|---|
| イギリス(ロンドン) | 大英博物館 | 12/24〜12/26、1/1 |
| フランス(パリ) | ルーヴル美術館 | 12/25、1/1 |
| スペイン(バルセロナ) | サグラダ・ファミリア | 12/25、12/26、1/1、1/6 ※午後休館などの短縮営業 |
パリのルーヴル美術館は24日は開いていますが、25日や1月1日は休館してしまいます。
バルセロナのサグラダ・ファミリアは無休に近いですが、クリスマスや年末年始の祝日は営業時間が午前中だけなど、大幅に短縮されるみたいですね。
⚠️ 観光の際の注意点
観光名所を訪れる際は、事前のスケジュール確認と予約が必須です。
通常の営業とは異なる場合が多いので、必ず公式サイトで最新の情報をチェックしてくださいね。
クリスマス休暇のヨーロッパがいつからか知る旅のコツ
クリスマスシーズンのヨーロッパ旅行は本当にロマンチックですが、日本とは全く違うお店の営業事情や交通機関の運休など、知っておかないと困るルールがたくさんあります。
ここからは、旅行を安全に、そして最大限に楽しむための具体的なコツや注意点についてお話しします。
ドイツの閉店法による厳しい規制
ドイツには「閉店法(Ladenschlussgesetz)」という, 労働者を守るための厳格な法律があって、日曜や祝日は原則として小売店の営業が禁止されています。
(出典:ドイツ連邦司法省『閉店法(Ladenschlussgesetz)』)
クリスマスの時期はこの影響がすごく大きくて、12月24日が平日であっても、スーパーやデパートは午後2時で一斉に閉まってしまうんです。
そして12月25日と26日は祝日なので、お店は完全にクローズします。
駅や空港の一部店舗は開いていることもありますが、イブの夕方には閉まってしまうことが多いので、遅くとも23日か24日のお昼までには、数日分の食料や飲み物を買っておくのが安全ですね。
イギリスの交通機関は完全運休
ロンドンをはじめとするイギリスでは、12月25日のクリスマス当日は公共交通機関が完全にストップしてしまいます。
地下鉄やバス, 鉄道などが全て運休するので、街の移動がものすごく難しくなるんです。
お店やレストランもほぼ全てお休みになり、街全体が静まり返ります。
移動手段はタクシーやUberなどに限られますが、特別料金が上乗せされることも多いみたいです。
空港からのアクセスもなくなってしまうので、25日にロンドンに到着するようなフライトは避けた方が無難かなと思います。
ハンガリーはイブ午後から停止
ハンガリーのブダペストでも、12月24日の午後になると街の動きがピタッと止まります。
午後3時頃には地下鉄やトラムなどの主要な交通機関が通常の運行を終えてしまうそうです。
スーパーやクリスマスマーケット、人気の温泉施設なども、24日の午後から26日にかけてお休みになったり、営業時間が極端に短くなったりします。
27日の朝まで街は静かな空気に包まれるので、この期間に滞在するなら、ホテルでのんびり過ごすなどの計画を立てておくと良さそうですね。
延長営業するクリスマスマーケット
ヨーロッパのクリスマスマーケットは本当に素敵ですよね。
でも、本来はクリスマスを迎えるための準備市(アドベント)なので、12月23日や24日の午後には終わってしまうのが伝統的なルールんです。
ドイツやフランスの有名なマーケットも、25日には跡形もなくなっていることが多いです。
💡 年明けまで楽しめる都市も!
ただ最近は、観光客向けに年末年始まで営業を延長している都市も増えています。
チェコのプラハ、ハンガリーのブダペスト、ベルギーのブリュッセル、オーストリアのウィーンなどでは、大晦日や年明けまでイルミネーションが楽しめるので、旅行の日程を組む際にはこうした都市を選ぶのも一つの手ですね。
年末の出発で混雑や規制を回避
ヨーロッパの「クリスマスによる機能停止」をうまく避けるには、旅行のスケジュールを少し後ろにずらすのが賢明かも。
日本の一般的な年末年始休暇を利用して、12月26日や27日に日本を出発し、27日以降に現地に到着するような日程がおすすめです。
27日以降になれば、多くのお店やレストラン、観光施設が通常営業に戻っているので、食事や観光に困ることはほとんどありません。
年明けまでやっているクリスマスマーケットを巡るルートなら、クリスマスの余韻と年越しのカウントダウンを両方楽しむことができますね。
防寒対策と防犯対策の徹底
冬のヨーロッパは日暮れが早くて(午後4時には真っ暗になる都市も!)、想像以上に冷え込みます。
石畳からの底冷えが厳しいので、厚底のブーツや耳まで隠れる帽子、マフラーは必須です。
日本から使い捨てカイロをたくさん持っていくと本当に助かりますよ。
また、残念ながらクリスマスマーケットなどの人が集まる場所は、スリのターゲットになりやすいのも事実です。
⚠️ スリや置き引きに注意
ホットワインや食べ物を持って両手が塞がっている時は特に注意が必要です。
多額の現金は持ち歩かず、バッグは常に体の前で抱えるようにして、基本的な防犯対策をしっかり意識してくださいね。
クリスマス休暇のヨーロッパでいつから休むかまとめ
ヨーロッパのクリスマス休暇は、国や地域、学校と企業で始まりや期間が違いますし、法律による厳しい営業規制もあって、日本の年末年始とはかなり勝手が違います。
特に12月24日から26日にかけての「機能停止」には注意が必要ですね。
日程を工夫して、年末から年明けにかけて長く楽しめる国を選んだり、事前の買い出しや予約をしっかりしておくことで、トラブルを避けて最高の思い出が作れるはずです。
※この記事で紹介した日程や営業状況はあくまで一般的な目安です。年によって変わる可能性もあるので、旅行 of 最終的なスケジュールを立てる際は、必ずご自身で各施設の公式サイトを確認したり、最終的な判断は旅行会社などの専門家にご相談ください。